私は特に目立った思想等は無く、ごく普通の青春時代を過ごしており日常生活においてもあまり神仏を意識することは無かった。
高校卒業後、宗門大学に進学しその学習の過程で東洋哲学や国宝などにも興味を持つようになり、大学付属の養成機関で僧侶となったのがきっかけである。
漠然と心の問題や命の問題について、この国に古くから受け継がれている仏教思想ではどのように考えているのか、また考えるべきなのかを自身で実際に触れて知りたかった。
目指したもの
「生かせ、いのち」というスローガン。
人間が持つ欲望や負のエネルギーをどうやって昇華していくのかという理論。
大学在学時において実際に僧侶となるべく修行をした。
価値観がそれなりに変わったと思う。
他人に対して醜い感情を露にすることはかなり減った。
生きる上でのものの考え方や捉え方がより具体的になり、かつ前向きになった。
ただ、仕事にして食べていくのはかなり困難であるということは身をもって感じた。
これからの人生
周囲からのニーズがあったので今後も周囲から体験談や生きる上での考え方や指針、ヒントなど求められたら行いたいと思う。
やめたいと思うのは職業としてこの仕事をやっていく上での同業種との付き合いが一番の要因であろう。
今の日本では信仰するというのは最早形骸化しているのではないかという疑問と不安などが入り混じった、漠然とした思いはある。
手探りでも今後活動しながら突破口を見出すしかないと思う。
他者を本当に心の底から思いやれる気持ちをみんなが持つということ。
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